イベント
これは、LUNAWORKSの高月美樹さんがつくる「和暦日々是好日」のページを開くと最初に書かれている文章です。世の中が便利になり、ボタンひとつでいろいろなことが出来てしまう現代に、私たちは少しずつ、本来もっていた人間(動物)としての本能や感覚を失ってきているのではないかと感じることがあります。
大網に暮らし、「自分が何からできているのか」ということを感覚的に感じられるようになりました。この土地に流れる水や、この土地が育ててくれる恵み(お米も野菜も木も動物も)によって、自分が生かされていることを実感し、その自然がどんな風に成り立っているのか、自分はどんな風に関わってゆけるのか考えるようになりました。そんなとき、月の満ち欠け、季節の移り変わり、歳時記などと共に、昔の人々がつくってきた「暦」というものに興味を持つようになりました。
今回、ルナワークスの高月さんとの出会いがあり、一緒にこの企画を立ち上げました。くらしての日々の営み(今回は特に野良しごと)を共にしながら、暦のついてのお話を聞き、夜はそれぞれの想いとこれからの暮らしや生き方を考えていくきっかけや気づきの場をつくっていきたいと思います。
日程:2018年5月4日(金・祝)〜5月6日(日) 2泊3日
集合:13時
解散:13時予定
集合解散場所:大網農山村体験交流施設「つちのいえ」
定員:10名(先着順)*最小催行人数5名
参加費:WS参加費 10,000円(3日間)+宿泊費食費 17.000円(2泊6食)
◎予定しているスケジュール
■一日目
チェックイン/自己紹介/野良しごと/お風呂/夕食づくり/夕食/くらしてのお話
■二日目
朝散歩/朝食/ソロ/月待ち講/昼食/野良しごと/お茶/お風呂/夕食づくり/夕食/暦の話
■三日目
朝食/山しごと(木を切り倒す)/ふりかえり/昼食/掃除/解散
◎参加申込み
参加をご希望の方は【氏名、ふりがな、郵便番号、住所、電話番号、年齢、性別】をメールでお送りください。
宛先は【kurashite@gmail.com】です。申込後3日以内に返信致します。返信がない場合は再度ご連絡ください。
注:天候などの状況により予定が変更する可能性もあります。あらかじめご了承ください。
◎開催場所アクセス
つちのいえ 住所:長野県北安曇郡小谷村大字北小谷9326
【電車でやバスで来られる方】
最寄駅:JR大糸線平岩駅(新潟県糸魚川市)
関東方面からはJR新宿駅7時30分発(松本10時27分発)の特急あずさ3号が便利です。南小谷駅で乗り換えて12時09分平岩駅着です。また、日本海周り糸魚川駅経由で新幹線利用も可能です。(東京駅→糸魚川駅(北陸新幹線)糸魚川→平岩駅(JR大糸線))
【車で来られる方へ
】ナビや携帯で住所を検索してください。長野市からは2時間弱、松本市からは2時間強、上越市からは2時間ほどの場所です。
◎月待ち講とは
月と暮らしが密接につながっていた江戸時代、月の出を待ちながら、人々が飲食を共にしつつ語り合う月待ち講が、全国で盛んに行われていました。十九夜、二十一夜、二十二夜など地域によって異なりますが、なかでももっとも多かったのが、「二十三夜待ち」でした。二十三夜は真夜中に昇ってくる下弦の月の日で、古代においては新月や満月と同じように、トキの節目として重要視されていたことの名残りです。下弦の日は月の引力が弱まる小潮で、人の心も身体もゆるまっています。ふだん話せないことをゆっくり語り合うのが、月待ち講です。大網地区にも大きな二十三夜塔が残されています。下り月の間は浄化の力が作用し、草木の水分や栄養素も地下に集中するため、根がしっかりと充実し、人間も大地とのつながりが強くなっています。新月伐採も冬の下り月の期間に行います。
◎野良しごと(暮らしのしごと)
くらしては日々の営みの中で、その季節に即した暮らしのしごとを行っています。この3日間の間にも、みなさんと一緒にその暮らしのしごとを行いながら、ひとりひとりが暮らしや食、自然との関わりについて感じてゆく時間を持ちたいと思っています。野良しごとの作業内容は、特別なものではなく、この季節に毎年行う作業となります。おそらくこの時期は、田んぼの代掻きや畦塗り、野菜の植え付け、集落まわりの山菜とり、薪割りなどを行います。最終日には一本の木を手道具(よきやのこぎり)を使って切倒す作業を予定しています。その他の作業は、天候などを見ながら決めてゆきます。
詳細はこちらからご覧ください。くらしてHP